グラス飲みで美味しくビールを飲む
暑い日は仕事終わりにビールをグイッとやりたいですよね。
普段ビールを飲む時、缶や瓶のまま飲んでいますか?
もしそうなら、今日は普段と違うビールを楽しんでみませんか?
ビンや缶のまま飲むのも良いですが、グラスに注ぐと違った味わいになります。
そこで本日はビールをグラスに注ぐことによるメリットを3つ紹介します。
①香りが感じられる
ビールと言えば、苦みや炭酸を思い浮かべるかと思いますが、
「香り」も味の善し悪しに大きく関わります。
やはり香りを楽しむには、飲み口の小さい缶や瓶ではなく、
香りを感じやすいようにグラスに注ぐとよいです。
グラスの形は好みの問題ですが、
私は香りを感じたい時、ワイングラスのように飲み口が小さめになっているグラスを使用します。
近年、香りを売りにしたビールがたくさん造られていて、
特に、クラフトビールに多い「エール」タイプのビールは、一般的に香りが豊かであることを特徴としていますが、
香りを感じないまま飲んでしまうのは、もったいないです。
他にも、大手メーカーからも最近は香りを重視したビールも販売されています。
例えば、プレミアムモルツ「香るエール」も非常に香り豊かで、コンビニでも手軽に購入できます。
②味がまろやかになる
暑い日に喉ごしの良いビールを飲みたいけど、
「炭酸と苦みが強いな~、もっとスルスル飲みたいのに」
という方には、グラスに泡立てるように注ぐことをおススメします。
グラスに注ぐと泡立って炭酸がほどよく抜けるのはもちろん、
苦みも感じにくくなるため、まろやかな味わいになるのです。
ホップ由来の苦み成分であるイソアルファ酸は、麦由来のタンパク質と結合して泡を作ります。
つまり、泡を立てると苦み成分が泡部分に吸着されるために、苦みを感じにくくなるのです。
(参照:香りと味の違いを科学で解明!「三度注ぎ」のビールはなぜおいしいのか|研究・技術開発レポート|研究開発|キリン)
ビールの苦さが苦手な人は、グラスで泡を立てて飲むと良いですね。
また、上記サイトにはビールを3回に分けて注ぐ「三度注ぎ」を紹介していますので、ぜひ参照ください。
「三度注ぎ」とは、あえて泡を立てながら3回に分けて注ぐことで、ふんわりした綺麗な泡を作る方法のこと。
炭酸がほどよく抜けるので、まろやかな味わいが好みの人に向いています。
日本では飲み会の場ではグラスを傾けて泡を立てないようにしますが、この方法ではグラスはテーブルに置いたまま注いで泡立てましょう。
③見た目を楽しめる
ビールは味だけでなく、見た目も金色や黒色など個性豊か。
味や香りだけでなく、外見も見ながら期待に胸を膨らませて飲んでみましょう。
実は、見た目と味に密接な関係があります。
オックスフォード大学によると、学生54人に味がまったく同じ「白ワイン」と「赤く着色した白ワイン」をテイスティングさせたところ、それぞれの味の表現が異なっていたというのです。
(引用:http://wired.jp/2013/03/29/how-to-taste/)
また、グラスの種類によっても雰囲気が違って面白いです。
私が最近気に行っているのは、ベアレン醸造所(岩手県)のジョッキです。
インパクトのある大きな容器で、まるで本場ドイツに来ているような雰囲気を味わえます。
なので、まずは見た目を楽しむことで、そのビールが持つ本来の味を楽しむことができるのです。
まとめ
ビールはグラスに注ぐことで、缶や瓶のままでは味わえない香り・味・外見を楽しむことができます。
グラスの種類も非常に多いので、お気に入りのグラスの形状を見つけるのも楽しそうですね。
特に、グラスで泡立てて飲めば味がまろやかになるので、ビールが苦手な人でも飲みやすくなるので、ぜひ試してください!