アオイブリューイングの「桃セゾン」は桃の風味豊かで夏に飲みたいビール
みなさん、こんにちは!
6月~8月頃に収穫期を迎え、甘酸っぱい香りが特徴の果物といえば・・・、
そう「桃」です。
老若男女から愛されて、お土産やお見舞いにうってつけの果物。
2017年7月26日、そんな桃を使って造られたビール「桃セゾン」が静岡県の「アオイブリューイング」から発売されました!
アオイブリューイングは2014年からビール販売を開始したばかりですが、お茶を使用したビール「お茶エール」など一風変わったビールを作り、注目を集めている醸造所です。
桃セゾンに利用される桃は静岡市長田産で、
傷があったり熟しすぎたりして出荷規格に適合しない未利用桃を活用しているそうです。
名前の一部に入っている「セゾン」とは、ベルギー発祥の冬に仕込むビールのこと。
もともとは農民が農閑期の冬に仕込み、夏まで保管するためにホップを効かせたビールで、ホップの苦みとドライな味わいが特徴です。
ただ、近年は様々なビールがセゾンの名を冠して造られており、これらの特徴に必ずしも一致しないようです。
私はこれまで、青リンゴやオレンジを原料に醸造したフルーツビールを飲んだことはありましたが、桃入りビールは初めてです。
さらに今回は500リットルの限定醸造らしく、
「限定」という文句に弱い私は、早速期待を込めて注文しました。
入手困難なら個人経営の酒屋がおススメ
しかし、ここで問題が...。
桃セゾンは、静岡市内のアオイブリューイング併設のビアパブで飲むか、
同市内の一部のスーパーでのみ購入可能なようです。
私は北海道在住で、静岡市まで気軽に行くことはできません。
また通販でも、プレゼント用の6本セット販売しか見つかりませんでした。
やはり購入は難しいのかと諦めかけた時に見つけたのが、
静岡市地元の酒屋「鈴木酒店」です。
( 酒ゲーム★鈴木酒店 )
鈴木酒店では1本単位での注文が可能、
またメールでの対応も早いという個人経営の酒屋だからこそ可能な細かな対応
に感動しました。
限定品を入手するには、地元の販売店に依頼するのが穴場的で入手しやすいのかもしれませんね。
桃の香りを感じられ、夏に飲みたくなるビール
ポップなラベルでかわいらしいデザインですね。
グラスに注いだ色合いは濁りある金色で、食欲をそそります。
グラスに鼻を近づけると、安心感のある甘い桃の香りが感じられる。
桃を丸々使用しているので、甘みが強いかと思いきや、
ホップのピリリとした苦みが強めな印象。
セゾンの名の通りあっさりした味わいで、
自然と喉を通りぬけ、喉の奥から桃と麦の風味が沸き上がる。
桃の香りに誘われて次々に飲みたくなり、とても美味しいです。
桃の風味は、甘みや酸味のような舌で感じる「味」というよりは、「香り」として感じられます。
セゾンらしいドライでさっぱりした飲み口と、桃の甘みのある柔らかな香りをうまく融合させていて、
夏の暑い日にグイグイ飲みたくなるビールです。
一方、甘みはやや弱めなので、甘い桃のカクテルのようなフルーツビールを期待して飲むと、ちょっと物足りない感じはあるので、その点は注意が必要です。
おまけですが、香りの良いビールを味わうために、2点ポイントがあります。
①キンキンに冷やすよりは、ややぬるめが良い
冷やしすぎると、香りは感じにくくなるためです。
②グラスに注ぐ
瓶や缶では、鼻からの香りは感じにくくなるためです。
もちろん、桃セゾン以外の香りを楽しみたいビールでも、ぜひ試してみてください。
来年以降も発売する!?
桃セゾンを醸造したアオイブリューイングの満藤社長が、静岡新聞にて以下のようなコメントをしています。
(規格外の桃で地ビール 静岡のアオイブリューイング|静岡新聞アットエス)
「喉の渇きを潤す夏向きのビール。毎年、心待ちにしてもらえるような季節の定番に育てたい」
つまり、来年以降も醸造し続けるということだと捉えて良いと思います!
発売から1か月も経たずに入手困難となり、入手出来ていない人も多いと思いますが、そんな方々には朗報ですね。
来年はどのような味・香りになるか、今から楽しみです。
最後まで見てくださってありがとうございます!
楽しいビールライフを過ごしてください!