「ビールを飲んだから通風になる」はウソ!
みなさん、こんにちは!
ビールが大好きで、本当は浴びるほど飲みたい!
けれども通風の原因になる「プリン体」が多いから、ビールを控えよう。
そんなふうに考えている方がいると思います。
でも、ビ―ルにプリン体が多いから通風になる、というのはウソなんです。
そもそもプリン体とは何なのか?
なぜプリン体が通風の原因になるのか?
ヘルスケア大学を参考に、要約しますね。
生物の細胞には、もれなくプリン体が含まれています。
そのプリン体が分解されると尿酸になります。
過剰な尿酸は体外に排出されずに体内で固まって結晶になってしまします。
その結晶を異物とみなして、白血球が攻撃する際の炎症物質によって、
「通風」になるのです。
もっと詳しく知りたい方は、「ヘルスケア大学」を見てね。
つまり、
○肉・魚・野菜・お米すべての食物にプリン体が含まれています。
○プリン体を摂取しすぎると、通風になります。
ということなんです。
要約したものを、さらにざっくりまとめると、こうなります。
では、食品にはどの程度含まれているのか?
見てみましょう。
参考:公益財団法人 通風財団 http://www.tufu.or.jp/pdf/purine_food.pdf
ビールは、市販されている一般的なビールと一部の地ビールを平均した値です。
このグラフは、「公益財団法人 通風財団」のガイドラインからまとめたものです。
ビール1本(350mL)のプリン体は、34mg程度です。
ご飯は、茶碗一杯(150g)に換算すると40mgです。
ビールのプリン体は、あまり多くないですよね?
他にも、おつまみの代表的な存在であるアーモンドや枝豆にもあまり多くないのです。
一方で、干物・白子・レバーはプリン体が多いですね。
ビールを飲むと、食欲が刺激されてしまうので、ついつい食べてしまいがちですが、
プリン体を気にするなら、これらの食品は控えたようがよさそうです。
白子やレバーなどは味付け次第で、いくらでもビールの進むお供になりますからね。
また、干物は水分がない分、プリン体が凝縮されているため、100g当たりのプリン体が多くなっているようです。
どちらかというと、
「ビールを飲むから通風になる」のではなく、
「ビールを飲んで、ついつい食べてしまうから通風になる」
が正解なようですね。
ずいぶん前から先人たちに言われていますが、暴飲暴食は避けるのが賢明です。
(偉そうに言っておきながら、私も気をつけなきゃ・・・。)
ビールは生活に潤いと活力を与えてくれますが、健康を損なっては元も子もないです。
ビールと健康を両立させましょう!
では楽しいビールライフを!