ビールを飲むと会話が弾むのには理由があった!
皆さん、こんにちは!
友人との再会、結婚式などの祝い事、取引先との接待など
様々な状況でお酒が飲まれています。
特にビールは庶民的で、
シチュエーション問わず飲むことができるため、とても重宝されているお酒です。
そんなビールにはコミュニケーションを円滑にする力が備わっていて、
飲み会の場では不思議と会話が弾みます。
1867年に福沢諭吉が書いたとされる「西洋衣食住」には、ビールについて以下のように評されています。
「その味至って苦けれど、胸膈(きょうかく)を開くために妙なり」
(胸郭を開くとは、腹を割って話すということ。)
つまりビールには苦みがあるが、コミュニケーションを活発にする力があるということを示しています。
参考:Digital Gallery of Rare Books & Special Collections < デジタルで読む福澤諭吉 西洋衣食住 > (P26)
1867年といえば明治維新と同時期のことです。
もしかしたらビールは日本の改革に一役買っていたのかもしれませんね。
今回は、そんなビールが持つコミュニケーションを円滑にする秘密を説明します!
1.アルコールが緊張をほぐす
接種したアルコールは脳に作用して、
運動・思考・記憶などを司る「大脳皮質」の抑制を解放します。
その結果、緊張がほぐれて、腹を割って話すことが出来るのです。
これはアルコールが含まれている飲み物、ウィスキー・日本酒・焼酎などにも共通ですね。
2.ビールの香りにはリラックス効果がある
ビールの主原料は、大麦・ホップ・酵母です。
これらのうち、ホップと酵母から発せられる香りにはリラックス効果があるのです。
ホップや酵母由来の香りには、芳香化合物の1種であるエステルが含まれています。
エステルは、リンゴ・ナシ・バナナなどのフルーツに含まれている物質で、
様々なタイプのフルーティな香りを生み出します。
他にもホップに含まれている精油成分は200種類以上も存在し、
それらの中には香りの元になって、リラックス効果をもたらすものがあります。
(精油成分とは植物由来の油分のこと)
実際、ビールの香りを嗅ぐことによって、
ストレス緩和に関わる神経伝達物質である「GAGB」の受容体を活性化させ、
リラックス効果があることが認められています。
〇参考
・ビール香気成分のストレス緩和作用 (https://www.jstage.jst.go.jp/article/jbrewsocjapan1988/101/12/101_12_927/_pdf)
・酵母やホップの香りがもたらすビールのリラックス効果を検証 | 会社情報 | サッポロビール
まとめ
ビールに含まれる香りには、
人をリラックスさせ、ストレスを緩和させる効果があります。
そしてビールに含まれている香りも多種多様というのも面白いですよね。
別記事で香り豊かなビールを紹介しているので、興味があればそちらもご覧ください。
味を気にする人はいますが、香りを気にする人は意外と少ないのではないでしょうか?
これを機に、ビールの香りを嗅いでみてください!
もちろん、個人的にはビールの香りだけでなく、
ビールを味わって「美味しい!」という感情でリラックスしてるとも言えます笑
最後まで見てくれて、ありがとうございます!
楽しいビールライフを過ごしてね!