ビール業界に新たな動きが!ヤッホーブルーイングが銀河高原ビールを買収!
小麦のビールやヴァイツェンなどを代表に、濃厚な旨味と柔らかな口当たりのビールを得意としており、
苦みや炭酸の強いビールが苦手な人でも飲めるようなビールが特徴です。
デザインも、まるで作家「宮沢賢治」の世界観をイメージさせるような雰囲気で、ビールに興味がない人でも自然と目を向かせます。
その銀河高原ビールですが、2017年10月31日付で、ブランドを維持したまま長野県のクラフトビールメーカー「ヤッホーブルーイング」に完全子会社化されます。
銀河高原ビールが設立されたのは1996年。
(» 銀河高原ビールの歴史|銀河高原ビールオフィシャルサイト THE PREMIUM BEER(プレミアムビール))。
地ビール解禁直後の設立で、現在のクラフトビールブームの火付け役となったことは間違いありません。
しかし、経営状況は芳しくなく、利益の水増しを行い、2016年4月には社長が責任を取った形で辞任しています。
一方のヤッホーブルーイングは1996年設立で、現在のクラフトビールの牽引的存在となっています。
「よなよなエール」を代表作としており、
これまでにペールエール、IPA、ポーター、セゾン、ペンジャンホワイトなどの多様なスタイルのエールビールを専門に造ってきました。
しかし、これまでに小麦を使用し、バナナのような南国の香りを彷彿させるスタイル「ヴァイツェン」は造っていません。
ヤッホーブルーイングの従業員数は136人(2016年5月時点)、
銀河高原ビールの従業員数は25人(2016年4月時点)。
中小企業の定義の1つに、「300人未満かどうか」という項目がありますが、両社が合わさってもまだ大企業にはなりません。
とは言っても、ヤッホーブルーイングが銀河高原ビールを買収することになれば、日本で最大規模のクラフトビールメーカーになります。
銀河高原ビールのブランドは、買収後も維持されるということですが、
個人的には銀河高原ビールの「小麦ビール」が好きだったので、ブランド存続はうれしい限りです。
これほど良質なビールが、もしもなくなってたらと思うとゾッとします。
ヤッホーブルーイング側としては、これまで以上に多様なスタイル・味・雰囲気のビールが造られると予想できます。
苦みを抑えつつ、
麦芽の旨味が感じられ、
口当たりの柔らかさが特徴です。
そのような銀河高原ビールの利点を活かしつつ、ヤッホーブルーイングとクラフトビールブームを盛り上げるようなビールを造り出してほしいと思います。
今後どのようなビールを造り、販売していくのか、楽しみでしょうがないですね!